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あれから1年 [jazz]

今年も、昨年と同じジャズイベントで衝撃を受ける(昨年)。

大学のときの先輩で東京にいる方がなぜか、私の地方のジャズイベントに出演していた。
すばらしい演奏だった。

その日の夜、ジャムセッションで再びその人の演奏を聞いた。言葉では言い表せないが、今年も昨年同様「私の演奏って全然駄目じゃん」と思いました。
何曲か一緒にやっていただいて、とても刺激を受けました(録音しておいてよかったー!)。

しばらく基礎練習的なことに時間を割いてきて細かい部分で上達はしてきているが、自分の個性ってどうなんだろう、と思っていたところに、人の演奏で衝撃を受けた。これをきっかけに、個性というものを磨いていきたいと思う。

素晴らしいプレイヤー [jazz]

素晴らしいプレイヤーは、ほんのちょっと演奏しただけでも凄いものだ。

今日、とあるイベントで演奏してきたのだが、イベント前に別のバンドのリハを聞いて衝撃を受けた。
バンドというか、ピアニストとボーカルで打ち合わせのようなことをやっていた。
ボーカルがピアニストよりもだいぶ年上で、ピアニストが少し遠慮がちに弾いている、というように普通の人には聞こえたかもしれない。確かに遠慮がちに弾いてはいたのだが、「枯れ葉」を簡単に数小節弾いただけで、その音が強烈にスイングしていることがわかった。結局リハで聞けたのが、枯れ葉の歌伴で、しかも数小節だったのだが、これはただものではないと思った。
本番前に恐る恐る声をかけてみたところ、私と同い年で、これまではプロ活動はしていないようだ、ということがわかった。しかし、東京のライブハウスで弾いていたこともあるという話だったので、私の期待はかなり高まっていた。

そして、本番。
期待通りの素晴らしい演奏だった。

いい演奏が聴けてとても得した気分ではあったが、同い年のプレイヤーの素晴らしい演奏を目の当たりにして、私の演奏って全然駄目じゃん、っていう感じでした。悔しいです。でも、ジャズってこういう風にやるんだよなー、というお手本を見せてもらった感じでした。この感覚を忘れないように、書き留めておかなくては。

またぜひこのプレイヤーの演奏を聴きたいと思った。

1ヶ月はかかる [jazz]

ちょうど1ヶ月前にコピーをして、それから暗譜しつつ忘れたらまた譜面を見てそのまま弾く、ということをしてました。
そのまま弾く、というだけてもかなり大変で、テンポもオリジナルよりもかなり落として弾いていて、ちゃんと弾けるようにならんし、かといって循環の曲もなかなか上達しないな、、という感じで、ちょっと落ち込み気味だったのですが、1ヶ月経ってようやく効果がでてきたことが感じられました。
循環の曲ではなくて、他の曲を弾いているときに、この曲で覚えたフレーズを消化した上で使えるようになってきて、ちょっと楽しくなってきました。この感覚を忘れないようにここにメモしつつ、またこの調子でやっていかなくては。

久しぶりに [jazz]

あっという間に前回の書き込みから1年以上経ってしまいました。

いろいろありまして、最近、もっとコピーしてフレーズ増やさなきゃいけないな、という気になり、とあるピアニストのアドリブを1曲分譜面にしてみました。
そうしたら、いろいろ発見があり、ついでに長年の疑問が1つ解決して、やっぱりコピーから学ぶことは大きいな、ということを改めて認識しました。
(難しい話は、まとめて下のほうに書きます)

コピーというのは、フレーズを増やす以外に、フレーズを分析(というと大げさですが)することでプレイヤーがコードに対してどういう解釈をしているか、ということを知ることができます。自分が知らなかった解釈を発見すると、かなり世界が開ける感じがします。

ドミナントの解釈以外にも、1コーラス目のソロが、すべて頭拍から始まるフレーズで統一されていたりと、、譜面にしてみて驚愕しました。おそらく意識してやっているんだと思いますが、聞いてるだけじゃ、ぜんぜん気づかなかった。すごい!

しかし、せっかくコピーしても、それを譜面どおりにちゃんと弾くのがまた一苦労で、これはこれで練習になってよいのですがなかなか時間のかかる作業です。

こんなんで、私はいつになったらうまくなるのか、と思うこともあるのですが、続けていけば少しずつは上達していくのでしょう。


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以下、私が長年疑問だったこと。

私が疑問だったのは、ダブルドミナントの1つ目のドミナントの解釈で、単純なドミナントとして処理するといまいちサウンドの連続性がうまくいかないし、どうしたものか、という疑問があったのでした。
今回見ていたのは、循環の曲でした。途中で7thコードが連続する箇所があるのですが、7thの解釈が解決する先のトニックとみなしてフレーズを組み立てている、と思われるようなフレーズがあって、これって実はダブルドミナントでも一緒なんじゃないの?ということに気づきました。そうしたら、いままでうまく出来なかったダブルドミナントのフレーズがまとまるようになりました。
(と、言葉だけで書いていても、なかなか何のことなのか説明しにくいのですが、、、)

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イントロとエンディング [jazz]

最近、久しぶりに教則本を手にとって練習しています。
イントロやエンディングのバリエーションを増やすのに手っ取り早い方法は、パターンを覚えていくことだと思うんですけど、CDを聞きながら、それぞれのトラックの最初と最後だけ聞くっていう聞き方もあまりしないと思うので、こういう本を使うのも手かなと思いました。
少し前に、一緒にやったベーシストが、「こんなエンディングどう?」といって、凄く簡単なコードを教えてくれたのですが、凄くシンプルながら、意外と使えるエンディングだったので、こういうおいしいパターンはぜひ増やしたい、と思ったのがきっかけ。

この手の教則本は、どうしても自分の好みでないパターンが多くて、1冊を通してやりきるのは難しいのですが、私の場合、普段あまり譜面も読まないので、譜読みの練習も兼ねてとりあえず1冊やってみたところ、意外と面白かったです。ただし、A列車で行こうや、If I ware a bellなどの、定番中の定番、というか他の曲では使えないようなイントロは載せなくてもいいのにな、、という気はしました。
わりと初心者の人がイントロを覚えたい、というときはとりあえず、この1冊を通してやってみるといいかもしれません。

目指せ達人!ジャズピアノのイントロ&エンディング〈1〉

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  • 作者: 川島 茂
  • 出版社/メーカー: 中央アート出版社
  • 発売日: 2002/12/18
  • メディア: 楽譜


目指せ達人!ジャズピアノのイントロ&エンディング〈2〉

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  • 作者: 川島 茂
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最近の演奏 [jazz]

記録というか、定期的に練習を録音して観察する意味で。
[練習の録音] → http://www11.big.or.jp/~oku-ya/data/blues-f.mp3

学生のときは練習しても、あまり上達してる実感が無かった。まわりの人の方が自分の上達よりも早いスピードで上達していたので、相対的に自分があまり上達してないように感じていたのかもしれない。
大学を出て、自分の演奏だけを客観的に見ていると、1ヶ月とか半年でそれなりに上達してきていることが実感できている。ということは、たぶん学生のときも、それなりに上達はしていたんだろうけど、自分ではそれを実感できていなかったのか、という結論になった。


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ジャズ風に弾くには [jazz]

なんかよくわからない経緯で、関連会社の宴会に呼ばれてピアノを弾いてきた。
やっぱり一般の人に聴いてもらうにはそれなりに有名な曲をやった方がよいかなと思い、いとしのエリーを選曲。コード進行的にはけっこうジャズに近いというか、そのままのコードで普通にジャズのベースランニングが出来るのでジャズの人にも比較的やりやすい曲なのではないかと思います。
とりあえず弾き終わったら喜んでいただけたのか、会場にいた人に「うただひかるやって」と言われた。しかし、うただひかるなど私に弾けるはずもないのであった、、。一般の人向けに弾くには、J-POPのメジャーなところは押さえておいた方が喜んでいただけるのかな、と思った次第です。以前習っていた先生が「音楽をやっていく上でビートルズは避けて通れない」と言っていたが、おそらく演奏の仕事やってていちばんリクエストされるのかな、と今更ながら推測します。その先生は、仕事をしていたときに「上を向いて歩こうをジャズ風に弾いて」と言われたことがある、という話もしていました。プロの人って大変だな、、。

ところで、ジャズを聞かないような人が「○○をジャズ風にやって」というのは、どういうことを意味しているのでしょうか?
ジャズを聞いている人なら、メロディーをやってそのあとアドリブをやって、、、という流れがわかっているわけですが、そういうのを知らない人にとっては、何コーラスもアドリブをやると、何か分からん曲になってきたぞ、、ということになりかねないので、あまり元の曲から離れないようにまとめるのがいいのかなと思ったりしています。
なので、一般の人向けにジャズ風に弾くときは、
・和音はジャズ風に、しかしオリジナルのコード進行はなるべく尊重
・アドリブはあまりやりすぎないで、なるべくメロディーを生かして
っていう風にやるのが、いいのではないかと、という結論になったのですが、実際、どう弾くのがいいんでしょうかね、、、。


セッション [jazz]

 少し遠くのお店のセッションへ行ってきました。
 そこのセッションは初めてだったのですが、「譜面を見ちゃいかん!覚えてこい!」という厳しいセッションとのウワサを事前に聞いていたのでちょっと恐れていたのですが、実際には曲を決める人に対して「なるべく覚えている曲にしましょうね」という優しい感じの雰囲気でした。なので、曲を決める人でなければ、譜面を見てもよいということらしい。
 私が当たった曲は、Just Friends / If I were a Bell / On Green Dolphin Streetで、譜面無しで出来ました。少しずつ暗譜している成果が出せた、、というのがちょっと嬉しかったです。
 あと、今日のお店のピアノは、かなりタッチが重めで、最初に触ったときにイントロのリズムがややコケ気味になってしまった、、。いや、タッチが重かったせいではないかも知れないけど。


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